2011年11月23日水曜日

11月23日(水・祝日)のじいちゃんち

11月下旬としては暖かな陽気となったこの日は、7組15人の親子さんがお越しくださいました。

絵本の読み語りをしてくださる会森桂子さんも早めにお越しくださって、一緒に昼食を取ったり、子ども達と遊んでくださいました。
この日のお昼には、じいちゃんちで育った水菜が食べ頃だったので、岡村じいじがポテトサラダと一緒に出してくれ、皆で美味しくいただきました。
普段あまり生野菜を食べないという、ちびっこスタッフのカツくんも、手掴みでムシャムシャ食べていましたよ。

会森さんは、さすが幼稚園の先生だけあって、子ども達との接し方がとても上手で、じいちゃんちにしては珍しく大きなお子さんが多い日だったのですが、皆キャーキャー喜んで遊んでもらっていました。



お昼を食べながら、会森さんが幼稚園の教員免許を取得したのは、高校を出て会社勤めを始めてからであること、また、今から3年前に、更に保育士の免状も取得されたことを伺いました。
夢や目標を見据え、向学心があるなら、何歳になっても遅くはないんだ、と改めて思え、とても励みになったお話でした。

この日は、初めましてのYちゃんとご常連のYくんと今回が2回目のYくんが1歳、ご常連のNちゃんが2歳、今回が2回目のRちゃんが4歳、初めましてのRくんが5歳、Yちゃんのお姉ちゃんのMちゃんと、同じく初めましてのMちゃんが6歳という、性別も年齢もバラバラの子達が集っていました。
6歳のMちゃんは、既に大にぎわいだった場の雰囲気が怖かったようですが、帰りたがることはなく、ベッドルームでパパさんやスタッフの司城と共に、お絵描きや工作をしながら、時間いっぱいまで過ごしていました。
Rちゃんはすごく手先が器用でハサミの使い方が上手く、小さなシールを貼った折り紙を、その形どおりにとても綺麗に切り抜いていました。


RくんとYちゃんのお姉ちゃんのMちゃんは、ちびっこスタッフのマサと意気投合、室内でも大暴れでしたが、近くの公園に出向いて、さらに遊び倒していました。


Mちゃんはしっかり者で面倒見も良く、ちびっこスタッフのカツくんともキャーキャー追いかけっこをしていました。
ご常連のYくんはカタカタに掴まってお散歩をしており、近いうちに歩き始めそうな勢いです。
もう1人のYくんは、まだ少し場に驚き気味で、お母さんの側でゆったり遊びながら、時々お兄ちゃんやお姉ちゃんの勢いにビクッとしては泣いていました。
1歳のYちゃんは成長がゆっくりめのお子さんですが、とても愛想良しで、色々な人にかまわれる度にニコニコしていました。
ご常連のNちゃんは日に日にお姉さんになっていて、今日は率先してボールプールのボールの片付けをしてくれました。
Rちゃんはマイペースながらハキハキした人好きなお子さんで、たくさん笑い、たくさんの玩具で遊びながら、たくさんお話をしてくれました。
初めて顔を合わせた子がほとんどですが、皆、良い距離感で仲良く過ごしていました。

会森さんの選んだ絵本は、『ノンタン ぶらんこのせて』『ノンタン  あわ ぷくぷく ぷぷぷう』『いいおかお』の3冊。
お話会は、手遊び歌から始まりました。



♪とんとんとんとんアンパンマン♪ や ♪キャベツはキャッキャッキャッ♪ 、アンパンマン達が会議したりパトロールするやつをやると、コチョコチョされる度に笑い転げる子ども達。
それでも、会森さんが絵本を読み始めると、きっちりおとなしくなり、静かに聞き入ったり合いの手を入れたり。
会森さんの語りは、張りのある優しい声で、子ども達と絵本を通して会話をしているようでした。


締めに再び手遊び歌で、 ♪一本指 一本指 イチゴをたべちゃった♪ をやってくださったら、Rくんが気に入ったようでアンコールがかかり、2回やっていただきました。

絵本の後は、子ども達は再び遊び始め、親御さん達は会森さんのお話を聞く感じに。
最初に、岡村じいじが、じいじと会森さんの出会いを話し、それから会森さんの子育てについて聞いたり、個々に悩みを相談していました。



おやつの時間に、Rちゃんのママさんが「リンゴ狩りのお裾分けです」と持って来てくださった蜜入りリンゴ、スタッフ當間の洋ナシ、スタッフ司城の手作りマクロビオテックのパン、そして会森さんの手作りプリンを皆でいただきました。
どれも気持ちや思いやりが溢れていて、とても美味しかったです(画像がないことが、その美味しさの度合いを物語っていると思ってください)。

個人的な気持ちですが、この日のじいちゃんちの光景は、私が見たいと思っていた育児の光景でした。
赤ちゃんから年配者までの幅広い年齢層の人達が集い、大きい子同士は仲良く遊びながらも小さい子を気遣い、ママさん達も誰彼ともなく赤ちゃんを見、率先して片付けを手伝ってくださいました。
また、なかなか場に馴染めない子の避難スペースとして、ベッドルームが活用出来ることもわかりました。
個人個人が『じいちゃんちという小さな社会』の中でコミュニティを築くように、お互いを気遣いつつも自由な時間を過ごされていたように思え、とても嬉しかったのです。
ありがとうございました。
(文章:青山)

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